人的資本戦略
当社グループでは、多様な人がそれぞれの個性を最大限発揮して、組織内や社会、そして次世代へとつながることが個人の成長に結びつき、当社グループの人的資本が強化されていくと考えています。当社グループの人的資本を、価値創造を支える事業活動に再投資し、さらなる経済的価値や社会的価値を創造するサイクルを加速していきます。
中期経営計画プロジェクトチーム(以下、PT)の下部組織として、「人的資本ワーキンググループ(以下、WG)」を設置、具体的な取り組みを中期経営計画「NeXuSⅡ 2026」に織り込み、各業務担当部門と共有しました。今後も引き続き、人的資本WGが定期的に議論していく体制を整備しています。取締役会は、中期経営計画PTから定期的な報告を受け、取り組みを監督していきます。
当社グループは、人材戦略を経営上の重要課題と捉え、人的資本経営は、事業戦略に重要な影響を及ぼすものと認識しています。人的資本マネジメントを正常に実装、サポート、維持するために以下のプロセスを構築しました。
⓵ 人事総務部を事務局とする人的資本WGは、グループ全社のありたい姿を立案する。
② 人的資本WGは、当社グループのありたい姿に対する課題を分析する。
③ 各業務担当部門は、課題に対する取り組みを中期経営計画に織込み、実行する。
④ 事務局は、定期的に取り組みの進捗をまとめ、中期経営計画PTに報告する。
⑤ 中期経営計画PTは、年に1回以上人的資本マネジメントの効果や成果を取締役会に報告する。

当社の人的資本戦略は、中長期的に目指す「資源循環型社会のエッセンシャル・カンパニーになる」ことに貢献できる人材を獲得し、育てることです。戦略の実践には“グループ内をつなぐ力”・“外部とつなぐ力”・“次代につなぐ力” の「3つのつなぐ力」が必要だと考え、この「3つのつなぐ力」を伸ばす施策として4つのテーマ“物質的メリット”・“自己実現”・“連帯感・チームワーク”・“企業理念への共感” と定め、中期経営計画「NeXuSⅡ 2026」において取り組みを進めていきます。

測定基準と指標 |
目標値(最終年度:2026年度) |
女性総合職比率 |
15.0%以上 |
女性管理職比率 |
3.0%以上 |
有給休暇取得率 |
85.0% |
1人当たり教育研修費 |
15.0万円 |
労働災害度数率 |
0.00 |
人的資本に関する重要な指標と目標を左表のように定め、より安全で働きやすく、女性をはじめとした多様な人材が活躍しやすい職場環境の構築に向けて取り組んでいます。さらに、中期経営計画「NeXuSⅡ 2026」において「3つのつなぐ力」の強化を方針とした戦略に紐づく独自の測定基準と指標およびターゲットについて、ワーキンググループで検討しています。