当社は1947年の創業以来、「鉄づくりを通じて社会に貢献し、世界のインフラづくりに貢献する」という、実質的な創業者・高島浩一の精神を受け継ぎ、国内外で鉄鋼事業を展開してまいりました。鉄スクラップを原料とし、電気炉を用いて建設用鋼材を主とした製品を再び社会に送り出す当社グループは、社会基盤を支えるとともに鉄資源循環の中心的役割を担っています。


また1988年には、社会問題となっていた医療系廃棄物の不法投棄への解決策として、電気炉を活用して医療系廃棄物の完全無害化・溶融処理を行う「メスキュード事業」を立ち上げました。経営理念である“Spirit of Challenge”のもと、「私たちが社会にできることは何か」との思いから生まれたこの事業は、社会や環境との共生を目指し、環境リサイクル事業としてその領域を拡げてまいりました。


昨今、「持続可能な開発目標(SDGs)」が急務の課題として認識されるようになりましたが、限りある資源の有効活用が求められる今後の社会にとって、当社グループの資源循環型の鉄づくりは大きな使命と責任を負っています。また今後のカーボンニュートラル社会・サーキュラーエコノミーの実現や、ステークホルダーの皆様とのさらなる信頼関係の構築のため、ESG活動の強化等を通じ、企業の経済価値向上のみならず社会価値創造にグループ一丸となって取り組むことが重要と考えています。

 

共英製鋼グループは、社会の発展と地球環境との調和に貢献する「エッセンシャル・カンパニー」を目指し、「世界のインフラづくりや地球環境保全に貢献する企業」「全てのステークホルダーに貢献する企業」「安全で働きやすい職場づくりを進める企業」「コンプライアンスや品質を重視する信頼性の高い企業」をありたい姿とし、「100年企業」に向け社業に邁進してまいります。