中期経営計画 「Quality Up 2020」

当社は2017年12月に創立70周年を迎えました。これからは「100年企業」に向け、創業の精神である“Spirit of Challenge”という経営理念のもと、社会やお客さまなどステークホルダーからより一層信頼され、評価される「質の高い」企業づくりに取り組みます。
 

具体的には、「世界のインフラ・環境づくりに貢献する企業」「利益水準を向上しステークホルダーに還元する企業」「コンプライアンス・品質を重視する企業」「働きがいのある安全で働きやすい職場」という当社グループのあるべき姿の実現を目指します。
 

これらを実現するために、今般、2020年度を最終年度とする3か年の当社グループ中期経営計画「Quality Up 2020」(以下、「本中期計画」といいます。)を策定しました。本中期計画のスローガンとして「未来への挑戦 より強い共英製鋼グループを目指して」を掲げます。

経営計画(2020年度)

 売上高:2,800億円  経常利益:140億円
 出荷量:400万トン (国内:180万トン、海外:220万トン)
 ROS:5%以上  ROE:6%以上
 配当性向:30%程度

基本方針

ステークホルダーから長期的に信頼、評価される企業を実現するために、本中期計画期間中に「経営力・現場力・社員力」の向上という3つのQuality Upに取り組みます。
 

  経営力 ガバナンス体制の強化、コンプライアンスの重視、品質管理体制の向上
  現場力 操業技術力や営業力・顧客サービス力の質的向上
  社員力 自立型人材の育成、多様な人材の採用・登用

具体的施策

事業セグメントごとに、国内鉄鋼事業は「競争力の強化・生産性の向上」、海外鉄鋼事業は「出荷量の増加・収益力の強化」、また、環境リサイクル事業と鉄鋼周辺事業は「収益機会の拡大」に取り組みます。同時に、その取り組みを支える「経営基盤の強化」を進めます。

① 国内鉄鋼事業の競争力の強化・生産性の向上

  • 国内出荷量180万トン体制の確立とトンあたり利益の改善を目標とします。
  • 生産面では、より効率的な生産体制の構築、操業技術力の向上等により製造コストの削減を進めます。
  • 営業面では、営業部員一人ひとりの営業力、顧客サービス力の向上を図るとともに、購買・販売・出荷業務の改革を進めます。
  • 工場設備の老朽化対応・強靭化対策に取り組みます。また、建築工法の多様化等に対応した新製品の開発に努めます。
  • 引き続き、国内電炉業界が適正な競争環境のもとで健全に発展していくため、業界再編や業務提携に前向きに取り組みます。

② 海外鉄鋼事業の出荷量の増加・収益力の向上

  • 海外出荷量220万トン体制の構築とトンあたり利益の改善により海外鉄鋼事業の利益を全体の3割程度まで引き上げることを目標とします。
  • ベトナム・米国の拠点において、設備投資による増産・増販とコスト削減、生産効率の改善に取り組みます。
  • ベトナム北部では2拠点の一体運営、南部では港湾事業との連携強化を図ります。
  • 引き続き、米国事業の拡大や新たな地域での事業展開を検討します。

③ 環境リサイクル事業および鉄鋼周辺事業の収益機会の拡大

  • 環境リサイクル事業および鉄鋼周辺事業の利益を安定的に全体の1割程度とすることを目標とします。
  • 環境リサイクル事業については、電気炉での無害化溶融処理による質の高い廃棄物処理に努めるとともに、管理体制の強化を図り、顧客からの信頼とブランド力を高めます。
    また、廃棄物処理設備の投資や他社との連携・提携、加えて、海外での事業展開を検討します。
  • 鉄鋼周辺事業については、子会社群の収益力の強化を図るとともに、新製品の開発や事業の多角化、新規事業への展開を検討します。

④ 経営基盤の強化

  • ステークホルダーから長期的に信頼、評価されるようガバナンス体制を強化し、コンプライアンスの重視と品質管理体制の向上に取り組みます。
  • 当社グループの成長を担う自立型人材の育成や多様な人材の採用・登用、働きがいのある安全で働きやすい職場環境の実現に取り組みます。
  • 国内事業所や国内外の子会社間の連携を強化し、グループ総合力を最大限に発揮できる体制を構築します。
  • 操業の機械化・自動化による安全の確保と作業の省人化・無人化やAI・IoTを活用した次世代操業に向けた取り組みを始めます。
  • 省エネやCO2削減への取り組みを強化するとともに、社会貢献活動の拡充を図ります。
  • 資本コストを意識しつつ、健全な財務内容の維持・構築のために、最適な投資戦略や財務戦略を立案・実行します。