1938~

大阪市城東区に鍛工所を創業

初代社長である高島秀次は大阪市城東区古市に共英鍛工所を創業。妻あやの協力を得て、弟の高島庄三郎とともに、鍛鋼製品の製造をはじめました。事業は軌道に乗らず、苦しい経営が続いたこともありましたが、鉄に賭ける強い思いを持って事業を存続させました。

高島秀次初代社長

共英鍛工所 外観

1947~

戦後復興と発展に向けて―

終戦後は鍛工所を一旦閉鎖。しかし、戦後復興に欠かせない鉄作りに携わりたいとの思いから、1947年8月に熱間圧延製品を製造する「共栄製鉄」を設立し、同12月に伸鉄業に転換。当時の生産工程は高温の材料を箸で扱う「箸取り作業」だったため危険と隣り合わせの作業でしたが、皆懸命に働きました。これが、今日まで続く「共英製鋼」のはじまりです。

箸取り作業

  • 1948 
    共英製鋼に社名変更

1950~

  • 1956 
    共英伸鉄(1963年12月共英特殊鋼に社名変更)を設立し、平鋼の生産を開始 

1960~

  • 1962 
    当社初の電炉工場として佃工場(後の枚方事業所大阪工場)を新設

 

  • 1966 
    共英特殊鋼を吸収合併し、当社放出工場とする(1989年3月閉鎖)

 

  • 1968 
    海外での製鋼・圧延技術指導を目的に海外事業部を発足

1970~

  • 1971 
    大阪府枚方市に電炉工場を新設

 

  • 1972 
    大阪府枚方市に圧延工場を新設し、製鋼・圧延一貫体制確立(現・枚方事業所)

    山口県小野田市(現・山陽小野田市)に異形棒鋼と形鋼を製造販売する山口共英工業(現・山口事業所)を設立

 

  • 1973 
    北米でのミニミル事業参入と海外事業拡充を目的として、米国ニューヨーク州に異形棒鋼と形鋼を製造販売するオーバン・スチールを設立
  • 1979 
    オーバン・スチールの経営権を譲渡

1980~

  • 1982 
    住友金属工業(現・日本製鉄)と資本提携

 

  • 1984
    中部地区での拠点拡充のため、第一製鋼(現・名古屋事業所)の経営権を取得

 

  • 1988
    和歌山共英製鋼(現・日鉄スチール)を設立し、ジュニアH形鋼分野に進出

1990~

  • 1990 
    当社、共英製鉄、山口共英工業、第一製鋼および和歌山共英製鋼の共英グループ5社合併

 

  • 1991
    キョウエイ製鐵(現・日鉄スチール)を設立

 

  • 1992
    北米での事業拡大を目的として、米国フロリダ州にあるフロリダ・スチール(後にアメリスチールと改称)の経営権を取得(1999年に経営権を譲渡)
  • 1994 
    ベトナムでの棒鋼・線材の製造拠点として、ビナ・キョウエイ・スチールを設立

 

  • 1996
    ベトナムにビナ・ジャパン・エンジニアリングを設立

2000~

  • 2002 
    中山鋼業に出資し、合同製鉄と並列で筆頭株主となる

 

  • 2004
    山口県小野田市(現・山陽小野田市)に産業廃棄物処理事業の拡大を目的として共英リサイクルを設立
  • 2006
    東証一部・大証一部に上場

2010~

  • 2011 
    キョウエイ・スチール・ベトナムを設立
  • 2014 
    堺リサイクルセンターを設立
  • 2015 
    ベトナムのビナ・キョウエイ・スチールに製鋼工場・第2圧延工場を増設
  • 2016 
    枚方事業所大阪工場の操業を停止・同工場閉鎖

     
  • 2016 
    米国テキサス州にあるBDVinton LLCの全持分を取得し、連結子会社化(ビントン・スチールと改称)
  • 2018 
    ベトナム南部のチー・バイ・インターナショナル・ポート社(TVP社)の港湾設備が完成、操業を開始

     


    (株)吉年(大阪府河内長野市)を事業譲渡により子会社化

     


    ベトナム・フンエン省にあるベトナム・イタリー・スチール社の株式を取得し、連結子会社化

TVP社の開港式でスピーチする高島会長

  • 2020 
    カナダ国アルバータ州にあるAltaSteel Inc.の全株式を取得し、連結子会社化(アルタ・スチール社)

現在