共英製鋼㈱のベトナム関連会社であるビナ・キョウエイ・スチール(VKS社、1994年設立、バリアブンタウ省、岩佐博之社長)では、本年10月の製鋼生産量が初めて5万トンを超えました。同社は2015年6月、年間生産能力50万トンの製鋼工場の稼働を開始しましたが、立ち上げ当初は、設備の不具合やスクラップの品質問題が頻発、また作業員のほとんどが採用したばかりの若い新人であったことから、操業面でのトラブルも多発し、立ち上げから2年間は計画通りの生産を実現できませんでした。
 

生産を継続する中で一部設備の更新や手直しを図りつつ、共英製鋼から派遣されたスーパーバイザーの操業指導により、問題箇所を一つ一つ解決し、昨年末から順調に操業できるようになりました。2018年はフル生産能力である50万トンに挑戦する計画を立て、製鋼生産は10月まで計画通りに進捗しています。

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