当社のベトナム南部事業拠点であるビナ・キョウエイ・スチール社(VKS社)が、予てより建設を進めてきた新設ラインの竣工式を7月24日に挙行いたしました。式典には、ベトナム国のチュオン・タン・サン国家主席(大統領)ご臨席の下、チュー・バン・イェム首相府副大臣、グエン・カム・トゥ商工業省副大臣、中嶋在ホーチミン日本国総領事をはじめとする日越両国の政府関係者のほか、バリア・ブンタウ省政府関係者、金融機関・商社・建設会社・取引先、当社およびVKS社関係者など約450名が出席いたしました。
今回の拡張プロジェクトは、拡大するベトナムでの鉄鋼需要に応えるため、製鋼工場を新設し、圧延工場の電炉圧延一貫ラインを増設するもので、約3年の年月をかけて建設したものです。既に新製鋼工場(本年6月)、圧延工場新ライン(本年3月)とも操業を開始しております。新ライン稼動に伴い、VKS社の年産能力はこれまでの45万トンから約90万トンと約2倍となります。また、新ラインでは、製鋼工場で製造された半製品(ビレット)が加熱炉を経ずに直接圧延される「直送圧延」など、最新設備を導入しております。
VKS社は、創立25周年を迎える2019年にASEANにおける総合力ナンバーワンミルとなることを目指し、関係者が一丸となり社業発展に邁進する所存です。