7月21 日に枚方事業所敷地内に新たに建設した製品倉庫の竣工式・落成式を執り行いました。
新型コロナウイルス感染防止に配慮しながら、弊社関係者と今回の建設工事会社、運輸会社の方々十数名が出席しました。


竣工式では、百済王神社の神主により神事が厳かに行われ、続く落成式では会長の高島秀一郎、社長の廣冨靖以より挨拶を述べた後、

テープカットを行って完成を祝いました。

挨拶の中で高島は、「枚方事業所には私も勤務したことがあり、玉掛作業の大変さは良く知っている。今回の新倉庫は、当時では

考えられないシステムによってその危険な作業をなくし、本質安全化を実現している。市道によって分断された枚方事業所が

抱えていた物流ネック(注:圧延工場からの製品出荷や倉庫への横持ちで生ずるコストや近隣の交通への影響)も解消された。

従業員の安全とともに、コスト競争力の強化につなげたい」と述べました。

 

当製品倉庫は、在庫能力が3万トンと従来の約2倍であり、生産品目の在庫の拡充によりユーザーへの出荷の円滑化や柔軟な

操業が可能となります。最大の特徴は、プラントメーカーとともに開発した、倉庫内の作業を自動化するシステムです。

レーザーを用いた画像処理システムで製品在庫の山を3次元で認識し、センサーを搭載したクレーンが、自動で製品を正しい位置に

運び、積み上げていきます。これにより、玉掛けなど人による作業がなくなり、省力化と本質安全化が実現しました。

 

また、枚方事業所では従来、工場から倉庫への製品運搬にトレーラーを用いていましたが、新倉庫には工場からコンベアで製品を

自動搬送し、CO₂排出量の削減も実現。今後、屋根には400kwh 容量の太陽光パネルの設置も計画しています。

 

新倉庫の本格稼働は2021 年8月の予定です。

                                                          以上