共英製鋼株式会社名古屋事業所が開発、製造した高強度ネジ節鉄筋『USD685B D51』が、日本一の橋脚高さ125mの『東海北陸自動車道 鷲見橋Ⅱ期線』の橋脚軸方向鉄筋として採用され、出荷を開始しました。電炉メーカーとしては日本初です。

 

 

  1. 電炉メーカー初の革新的技術
    従来高炉メーカーのみが製造していた、高強度と良好な伸び特性を必要とする高強度ネジ節鉄筋『USD685B D51』※1)を、当社は下記の革新的技術により、電炉メーカーとして初めて電炉スクラップ溶解・ビレット鋳造から圧延までの一貫製造に成功しました。
    〈当社の革新的技術〉
     ・最適な化学成分実現のための、スクラップ由来合金元素の有効利用
     ・鋼材組織微細化のための高度な制御圧延
     
  2. 日本一の橋脚高さ125mを誇る『東海北陸道鷲見橋Ⅱ期線』の橋脚軸方向鉄筋に採用
    中日本高速道路株式会社発注、三井住友建設株式会社が建設を進めている、日本一の橋脚高さ125m※2) を誇る『東海北陸自動車道鷲見橋Ⅱ期線』の橋脚軸方向鉄筋に、当社が一貫製造した『USD685B D51』が採用され、本年6月より出荷※3)を開始しました。
     
  3. 東海北陸自動車道 鷲見橋Ⅱ期線の建設
    『東海北陸自動車道 鷲見橋Ⅱ期線』は、2013年6月より岐阜県郡上市にて建設が開始されています。(工期:2013年6月~2018年12月)


 

【脚注】

※1) 高強度ネジ節鉄筋『USD685B D51』とは:

・公称直径; 50.8mm (鉄筋としては最大径)

・機械特性; 明瞭な降伏棚を有し降伏応力YP>685N/mm2

※2) 鷲見橋Ⅱ期線(最大橋脚高125m)の完成までは、鷲見橋Ⅰ期線(同118m)が橋脚高さ日本一。

※3) マツダスタール㈱にて加工後、建設現場へ納入。

 

本件に関するお問い合わせ先:共英製鋼㈱名古屋事業所 ネジ鉄筋部長 小寺

電話:0567-55-1092