Vol.01 鉄筋コンクリート用棒鋼編

  • どのようなところで使用されている製品ですか。

    高層ビルや高速道路、マンション、一般住宅など、
    わたしたちの社会で広く使われています。

     

    一般的に「鉄筋コンクリート造」と呼ばれる建物があります。ここで主に使用されている鋼材が鉄筋コンクリート用棒鋼、いわゆる「鉄筋」です。コンクリートとの密着性・定着性を高めるため、表面には凹凸の突起(リブ)が施されており、リブのない「丸鋼」に対し、「異形棒鋼」ともいわれます。鉄筋コンクリート用棒鋼は、コンクリートの補強材であり、粘りや引張強度を増すために用いられています。住宅やビルはもちろんのこと、高速道路や防波堤など、様々な建築物・土木構造物に必要不可欠な材料であり、建造物への高い耐震性能が求められる今日、その重要性はますます高まっています。
    当社グループの鉄筋コンクリート用棒鋼は、“タフコン”の名称で、建築・土木業界では高品質・高機能が認知されており、高い性能が要求される超高層ビルや橋脚などにも使用されています。

  • どのような生産体制をとっていますか。

    汎用品から高性能品までフルサイズで生産し、
    国内生産量は電炉業界でトップを誇っています。

     

    鉄筋コンクリート用棒鋼は、当社グループの主力製品であり、グループ生産量の約8割を占めています。
    当社グループの国内外6工場(国内は枚方、名古屋、山口の各事業所、関東スチール、中山鋼業、海外ではベトナムのVKS社、KSVC社)で生産しています。
    建築材料として使用頻度の高いD10からD51までの12サイズを生産しており、国内生産量においては電炉業界トップを誇っています。名古屋事業所では、ネジ節鉄筋や高強度鉄筋など付加価値の高い製品も生産しています。